農に学ぶ環境教育ネットワークの理念と目指すもの
「環境」「食」「教育」。現代人の今一番の関心ごとではないでしょうか。 これはとても重大問題で、簡単に解決できるものではありません。その前に私達は、その奥にある根本的な問題である、人と人とのつながりや、人としての生き方を、ここでもう一度考え直す必要があるのではないでしょうか。そのことは既に多くの人は気づいていて、また、何をするべきかも実は知っているのです。

人は古来、自然から多くのことを学び、探究し、現在のようなめざましい科学の発達にまで至りましたが、その結果、科学万能の考え方が、様々な弊害や問題も生じました。 しかし畏敬の念とともに、自然の神秘を解き明かそうとした先人達の姿に、もう一度習うことが危機に直面した現代人の救いの手段ではないでしょうか。今、人の自然に相対する姿が問われています。
「農に学ぶ環境教育ネットワーク」は農を通じて、自然の摂理を学び、人も自然の一部であり自然の恵みによって生かされていることや、人が人らしく生きるための智恵を学びます。また、無農薬・無施肥の自然農で作物を育てることで、命の根源である「食」に対する認識を変え、自然に順応した生き方とは どういうことかを共に学び、持続可能な社会の実現と、真に豊かなコミュニティの創造を目指します。



