6月の声を聞くと
寺家ふるさと村を知っている人は
そろそろ蛍の頃ね。
今年はもう出たかな？
と、情報も蛍のように飛び交います。
ここは源氏蛍と平家蛍がいますから 二倍楽しめます。
十数年前前までは 頭や肩に止まりに来てくれるほどたくさんいて
至福のひと時がありましたが、それ以降どんどん少なくなってきています。
ここ四,五年前からは、ホタル一匹に人々が群がる現象で危機感を持っています。
バブルはじけた後、寺家にも家族で訪れる人が年々増えていき、子どもたちが小川（水路）のザリガニやドジョウを網でさらいながら、その時に、蛍の幼虫やカワニナも 土ごとさらわれ 土ごと周辺に捨てられる、という光景を多く見かけてきました。 知らないとは云え、残念ながらこういうことの繰り返しが ホタルの激減を招いた一因ともなっています。
ところが去年は 久々にたくさんの蛍が見られました。
思いあまって水路沿いに小さな白い看板を沢山立てた方がいて、
「生き物を取らないで・・・」の注意書きに気付き、
子どもも大人も遠慮して採るのを控えてくれたのかもしれませんね。
さあ今年はどうでしょう?... たくさん羽化してくれているといいですね。
ホタルが生息出来るということは、
寺家ふるさと村の自然環境がそれだけ豊かということの証です。
いつまでも残しておきたい日本の原風景ですね。
ホタルは夜7時半頃 あたりがすっかり暗くなってから
一すじの細い光をすーーっと出しながら飛び立ちます。
雄の方が、飛行距離・光の瞬き、ともに活動が活発です。
風もなく 月の明かりも少ない夜 が観賞には適しているようです。
ホタルは、光でしか会話することができません。繁殖期もたった二週間ほどです。
光にとても敏感で、微かな光で雌雄がコンタクトし合っています。
暗闇の中で 微細な光を出しあい 静かに命を繋ぐホタルたち。
そこへ、
大量の車が詰めかけ大渋滞。生息地が絶えずライトアップされてしまっています。
それに加えて 懐中電灯のライトを 直にホタルに当てている人の姿も多く、
ホタルたちは混乱と怖れから
生殖行為自体をやめてしまうことによる絶滅の危惧があります。
健気ないのちの営みを 静かにそっと見守りたいですね。
ホタル観賞の時は、生息地の側まで車で行かない。
寺家の駐車場、あるいは寺家の入口付近に停める。
懐中電灯でホタルを直に照らす行為はしない。
これらのマナーを知って守っていただくだけでかなり保護できます。
谷崎淳一郎「陰翳礼讃」に、日本のあかりの美学が書かれていますが、
ホタル観賞もそのひとつといえます。
暗闇の中で見るからこそ その微細な光が際立ち
幽玄な光の世界を観賞することができます。
ホタルの生態を通じて、自然環境に興味、関心を持っていただき
曳いてはこの寺家の里山を大切にしようという意識が広まってくだされば
とても素敵だなあ・・・と思います。
ホタルの光は 自然回帰への道しるべのようですね。
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「農に学ぶ。」６月の活動予定
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年間予定では、田植えは５月２９日でしたが、
茶摘みに続き また雨流れとなってしまいました。
この時期の雨は、恵みの雨といって 本来なら大歓迎なのですが
降ってくれるタイミングが なかなか希望通りに行かなくて
皆さまにご迷惑を掛けてしまい、申し訳ございません。
６月５日は、ぜが陽でも無事に田植えを完了させたいですね。
------------------「米を作ろう！」 ６月の日程--------------------------
場所：「四季の家」レストラン側傍の團田
■田植え
日 程 ： ６月５日（日）
■除 草
日 程 ： ６月１２日（日）、２６日（日）
※いづれも、受付9:30 開始10:00 終了予定12:00
※持ち物：帽子、地下足袋、タオル、飲み物、サンダル（トイレ等に）
※お弁当は各自のご判断でお持ち下さい。
↓持ち物、お知らせが載っています。「米！」のみなさまご確認願います。
http://www.nounimanabu.net/event/kome/201105-81.html
※雨天中止の場合は、朝7:00頃に
「農に学ぶ」ブログにてお知らせをアップしますのでご確認ください。
------------------ NPO正会員 定例作業 ------------------------
場所：どんぐり農園
■田植え
日 程 ： ６月 ５日（日）9:30---12:00（午後も可能な方は継続）
■除 草
日 程 ： ６月１１日（土）9:30---12:00（午後も可能な方は継続）
■除 草
日 程 ： ６月２６日（日）9:30---12:00 ★終了後、NPO総会があります
※持ち物：帽子、地下足袋、タオル、飲み物、お弁当
※雨天中止の場合は、朝7:00頃に、
「農に学ぶ。」ブログにてお知らせをアップしますのでご確認ください。
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■地下足袋ご寄贈のお願い。
昨年のお子さんの地下足袋で、小さくなって不要になったのものが
ありましたらご寄贈をお願いします。
子どもの足は一年ですぐ大きくなりますが、
地下足袋は丈夫に造られていますのでまだまだ使えます。
サイズの合うお子さんに履いていただけたらと思います。
できるだけみなさんとシェアし合って、エコしましょう。
みなさま、ご協力よろしくお願いします。
寄贈の方、使用希望の方は info@nounimanabu.net にご連絡ください。
田植え・除草のあと お時間ありましたら蛍観賞といきましょう。
